サンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ教会
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サンタ・ルチア駅とリアルト橋の間のサン・ポーロ地区の最大の見所は、サンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ教会です。 1225年にヴェネツィアにやってきたフランチェスコ会の修道士たちは、この地にサンタ・マリア・フラーリ教会(あるいはシンプルに「フラーリ教会」とも呼ばれていました。)を建築しましたが、この教会では清貧を旨とするフランチェスコ会の教えに共感してやってくる民衆をやがて収容しきれなくなりました。 |
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教会本堂の脇には高さ70mのロマネスクの鐘楼があります。これはサン・マルコ広場の鐘楼に次ぐ、ヴェネツィアでは2番目の高さです。1361年にヤコポ・チェレーガにより着工し、1396年に息子のピエル・パオロ・チェレーガが完成しました。 写真右は教会の後陣です。サン・ロッコ教会及びサン・ロッコ同信会の建物に囲まれた後陣の周辺は、ヴェネツィアでももっともきれいな一角のひとつです。 |
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12本の円柱に支えられた堂々たる教会内部は、ラテン十字型の三廊式です。側廊には7つの礼拝堂があり、身廊の中央部には聖歌隊席があります。 教会内部にはたくさんの美術作品やモニュメントがあふれていますが、それぞれをゆっくりと鑑賞する前に、まずは身廊の中央部よりも手前側に立って主祭壇の方向を見ることをおすすめします。 |
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写真中央が教会ファサード側の入り口です。 大きな円柱に隠れていますが、写真左側はティッツィアーノの廟墓です。アントニオ・カノーヴァの弟子たちにより、良質で有名なトスカーナ地方カッラーラの大理石を使って19世紀の新古典様式で造られました。 |
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18世紀末〜19世紀初頭にかけての彫刻家アントニオ・カノーヴァの記念碑。 カノーヴァの遺体は、亡くなった1822年に一旦その生地に運ばれました。 たくさんの寓意像で装飾されたピラミッド型の記念碑自体は、ティッツィアーノの記念碑同様、カノーヴァの弟子たちによって完成されました。
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