サンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ教会
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1658年から翌年にかけてヴェネツィア共和国のドージェ(元首)の職にあったジョヴァンニ・ペーザロの記念碑。 1699年にバルダッサーレ・ロンゲーナのデザインにより、ドレスデンのメルキオーレ・バルテル、ルガーノのベルナルド・ファルコーネによって造られました。 宗教、価値、調和、正義などのアレゴリーやモンスターを下から支える4人のムーア人の像など、17世紀ヴェネツィア・バロック様式の代表的な一例となっています。 |
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右側廊の壁にある15世紀のテラコッタの記念碑。 フラーリ教会の修道士たちの友人だった元老院議員のシピオーネ・ボンが、初めは自らのために造らせ、のちに修道士たちに捧げた記念碑です。彼自身もこのモニュメントの下の地中に埋葬されています。 |
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上のテラコッタの記念碑の下の扉から入る聖具室にある聖遺物の祭壇。 この中には、キリストの死後、マグダラのマリアがキリストの体から採取したと言われている「キリストの血」が納められています。もともとはコンスタンティノープルにあったものを1480年にヴェネツィア軍の司令官が持ち返りました。 キリストの十字架磔刑、十字架降下、キリストの埋葬などの場面の浮き彫りによる装飾は、17世紀バロック様式のものです。 |
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教会身廊中央部の聖歌隊席を囲む大理石の彫刻(1475年)。 諸聖人や預言者たちのレリーフや立像で装飾され、中央頂上にはアンドレア・ヴェロッキオによるブロンズの十字架像があります。 十字架像、ましてやヴェロッキオの手になる大傑作の十字架像といえば、普通の教会ならば一番の目玉作品として主祭壇の真中にどどーんと置かれていたことでしょう。 |
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木造の聖歌隊席。これはヴェネツィアの教会では唯一オリジナルのままの形、位置で現存する貴重なものです。木彫り彫刻で有名なヴェネツィアのコッツィ家の一人、マルコ・コッツィにより1468年に完成しました。 高さ4.5m、幅13.7m、長さ16mの聖歌隊席は、3列で合計124席あります。 |
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